第6回 企業訪問 ”ちょっとお話聞かせてください”

 

「ふじえだICTコンソーシアム」では、地域産業をICTを使って成長できるよう支援するとともに、新たなビジネスモデル、ビジネスマッチングを生み出すために活動しています。さらに多様な働き方が実現するように、ICTを活用した業務受注システム「藤枝版クラウドソーソング」の運営もしています。
* ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、「情報通信技術」つまり、通信技術を使って人とインターネット、人と人がつながる技術のことです。この度「ふじえだICTコンソーシアム」の会員である企業を訪問して、代表に創業時や事業発展に至るエピソードなどお話いただく「連載コラム 企業訪問”ちょっとお話聞かせてください”」を始めました。地元だけでなく、全国に会社のことについて知っていただくチャンスです。

第6回目は、株式会社サンロフトさんにお話を伺いました。

サンロフト様画像

会社創設に至るまで

「株式会社サンロフト」代表取締役社長の「松田敏孝」さんは、大学に進学し、卒業後も在京の企業に就職して、約10年間東京で生活しました。1987年に父親である「株式会社朋電舎」社長「松田三郎」さんに呼ばれて、帰郷。「株式会社朋電舎」コンピュータ事業部に入社しました。5年後の19924月に「株式会社サンロフト」を設立、社長に就任。会社の行動指針は「プロになれ」。父親「松田三郎」さんが掲げた言葉で、社員が各分野で「プロ」と呼ばれるのにふさわしい仕事をすることを目指し、大切にしています。

会社の歩み

 「株式会社サンロフト」が創業した1992年頃は、パソコンもハードウェアの時代。企業向けの機器販売、メンテナンス、システム開発が中心でした。1995年にWindows95が発売され、ソフトウェアの時代が始まります。1996年にWebデザイナーを初めて採用しますが、まだ時代のニーズがありませんでした。1997年ごろからホームページの制作が事業化し、情報発信の必要性を解く機会が増えていきました。パソコン教育の場として「学び舎」を開設、パソコンを30台用意してパソコン教育に力を入れ、2000年には国が掲げる「e-Japan」戦略に対応して、たくさんの講習会を開きました。2001年には、「Yahoo! BB」のモデムの無料配布が行われ、インターネットを普及させるために、その支援活動(街頭パラソルキャンペーン)もしました。2008年にはiPhoneiPadが発売され、パソコンもモバイル化して、いつでもどこでも仕事ができる環境、クラウド・コンピューティングの時代が始まりました。

新たな試み

パステルIT新聞の写真

「株式会社サンロフト」では、なかなかITの恩恵を受けられていなかった幼稚園・保育園にもその利便性を知り、活用してもらえるように、「パステルIT新聞」を創刊し、配布を始めました。幼稚園・保育園の保育活動そのものは効率化するべきことではないため、パソコンによって効率化できる事務処理の方法を提案して、働きやすくできるように、セミナーやイベントを開催、啓発活動もしています。2012年頃からは、FacebookTwitterInstagramなどが生まれて、ソーシャルメディアの時代になり、Webマーケティングの需要が高まってきました。地元の中小企業経営者が集い、ITを活かした経営を学ぶ「IT経営フォーラム」というイベントを企画し、地域全体でITを学び、活かすことで地方創生に貢献することも目指すようになりました。2015年頃からは、オープン・イノベーションの時代。外国の企業や人とも一緒に連携することができ、現在ベトナムの企業とも提携が進んで、パートナーシップを深めて仕事をしています。

働きやすく、より楽しく

社員たちの写真

 株式会社サンロフト」では、20182月に社屋を焼津市柳新屋に移転しました。西焼津駅から徒歩2分のロケーションなので、インターンシップやキャリア教育で遠方から来社する学生さんたちに便利になりました。従業員は、正社員が50名で、平均年齢が35.8歳。内訳は男性28名女性22名。パートは3名で女性のみ、平均年齢が39.7歳。若い力が活躍している会社です。創業当時は、結婚や出産で女性社員が退職をする時代でしたが、5〜6年のブランクの後、パートで復帰して、のちに正社員に戻り管理職にまでなっている方々もいるとか。「時代も変わり、産休・育休の制度も整えたので、これからの社員たちには、結婚して、妊娠しても制度を上手に使って、一緒に楽しく仕事が続けられたら」と松田社長。「学生さんたちにも、インターンシップなどの機会に当社のことをよく知ってもらい、入社したいと思われるような会社づくりがしたい」とも。これからも最新の「テクノロジー(IT)」を、できるだけ多くの方々に「親しみやすく」提供することで、「明るく夢のある情報化社会の実現」を目指したいそうです。