第5回”企業訪問”ちょっとお話聞かせてください

「ふじえだICTコンソーシアム」では、地域産業をICTを使って成長できるよう支援するとともに、新たなビジネスモデル、ビジネスマッチングを生み出すために活動しています。さらに多様な働き方が実現するように、ICTを活用した業務受注システム「藤枝版クラウドソーソング」の運営もしています。
* ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、「情報通信技術」つまり、通信技術を使って人とインターネット、人と人がつながる技術のことです。この度「ふじえだICTコンソーシアム」の会員である企業を訪問して、代表に創業時や事業発展に至るエピソードなどお話いただく「連載コラム 企業訪問”ちょっとお話聞かせてください”」を始めました。地元だけでなく、全国に会社のことについて知っていただくチャンスです。

第5回目は、 株式会社エクノスワタナベさんにお話を伺いました。

エクノスワタナベ様

創業は大正、成長を遂げる昭和時代

 

「株式会社エクノスワタナベ」の創業は、1919(大正8)年、初代・渡邉政治さんが、旧藤枝町上伝馬に「渡辺セメント商店」を創業しました。1960(昭和35)年に二代目・渡邉泰吉さんが、藤枝市天王町に「有限会社渡辺建材」を設立し、建築資材と管工事を二本柱として営業を展開しました。1975(昭和50)年、現在の藤枝市緑町に移転し、商号を「株式会社渡辺建材」に改名しました。オイルショック後の不況を乗り越えるために、水道工事などを主力に移しました。管工事部門の業務拡大に伴い、1986(昭和61)年には「株式会社渡辺建材工業」と改名しました。 

 

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企業ビジョンを明確にした平成時代

 

1990(平成2)年、現社長の渡邉哲朗さんが三代目社長に就任しました。時代が様変わりしてきて、企業説明会でも若い人には建築関係の堅い名前の会社はなかなか親しんでもらえず、自社をわかりやすく伝えるための「CI(コーポレート・アイデンティティ)」を必要とするようになってきました。「CI」とは、企業理念や会社のビジョンを構築し、特性や独自性を体系立てて整理し、簡潔に提示するものです。コンセプトや方向性を改めて協議し、1993(平成5)年、「株式会社エクノスワタナベ」に社名変更しました。「エクノスワタナベ」の「ECHNOS」とは、Ecology(エコロジー:自然の生態系)とTechnology(テクノロジー:技術)を組み合わせた造語です。自然と共生した環境の創造に貢献する新しい企業ビジョンを示しました。

 

 

 

【企業理念】

私たちは、自然と共生する快適環境提案業として 人間と自然と科学の調和のとれた社会の実現を目指します。

 

【経営方針】

人間尊重主義を貫き、人づくりとその実践を通して、社員の幸せと企業の発展を追及します。

理想の会社の実現に向け、一致団結して果敢に挑戦する高活性化集団を形成します。

専門性を磨き、独自の個性を発揮しながら、お客様と地域社会に満足を提供します。

すべての社員が能力を十分に発揮できる働きやすい環境を目指します。

 

 

 

おかげで、求人でも、工業系の大学生が来るようになり、毎年採用され、そのころ入社した社員の皆さんが、現在は中堅スタッフとして活躍しているとか。時代は環境問題が重視される時代となり、2000(平成12)年には、ISO14001(環境マネジメントシステム)、2002(平成14)年には、ISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得し、その後も品質や環境、顧客満足の向上のために、改善運動を続けています。2008(平成20)年のリーマンショックの後は、厳しい時代が続いていますが、「株式会社エクノスワタナベ」は建設業界にあって、衛生空調設備などの建築設備工事の施工を主体とし、水道工事・外構工事・ビオトープ・建設資材販売等の事業を行っています。ここ数年は、バブル期に建てられた物件が更新時期を迎えており、そのための建て替え工事や設備の入れ替え工事、小中学校27校に設置されるエアコン工事など、公共事業が続いているそうです。 

 

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建設事業だけでなく、地域貢献も

 

地域貢献としては、青池のビオトープについてなど、環境保全にも力を入れています。1995(平成7)〜1996(平成8)年頃には、魚が産卵できるように岸辺の自然復元工事などを行い、青池保勝会と交流して、池の保全にも関わっているそうです。以前は、ハヤ、フナ、モロコなど瀬戸川水系の魚が泳いでいたのに、1987(昭和62)年頃にブラックバスが放流されたために、生態系が崩れてしまったとか。2016(平成28)年には、藤枝市と青池保勝会の協力のもと、池の水をポンプアップして池の水を汲み出して調査。ブラックバスは3匹捕獲し駆除したそうですが、2018(平成30)年には、残念ながらまた確認されたようです。ブラックバス(オオクチバス)は特定外来生物なので、放流は禁止、釣ってしまった時にリリースすることも禁止されているそうです。

「藤枝市内には、青池をはじめとして、姥ヶ池、田中城三之堀、シルバー人材センターのところの堀川、金吹橋近くの元井戸など、水が湧き出ているところがたくさんあります。瀬戸川の左岸に多く、これは藤枝市の財産、ぜひ守ってもらいたいと思います」と、渡邉さん。自然と共生する快適環境提案企業としての強い思いを伺いました。 

 

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用語解説


ISO 

ISOとは、Interna tional Organization for Standardization(国際標準化機構)のことで、国際間の取引をスムーズにするために共通の基準を決めるということです。この機関が定めているのが、ISO規格で、例としては、非常口のマークやカメラの感度などがあり、これらは世界共通の基準となっています。この規格があることによって、誰にでも基準がわかりやすくなり、また購買先を評価するための目安ともなります。ISO規格は番号によって整理され、多くの種類、目的があります。

 

ISO 900(品質マネジメントシステム)】 

顧客に品質のよいモノやサービスを提供すること。『顧客満足』を目的とする。

 

ISO 14001(環境マネジメントシステム)】 

会社を取り巻く地域の方々(利害関係者)のために環境に悪影響を与えないようにすること。『環境保全』を目的とする。 

 

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建築設備を主体として、「水と空気と緑のトータル企業」を目指す「株式会社エクノスワタナベ」かけがえのない故郷、地域に密着し、次世代によりよい未来を残すために、自然との共生を考えていきます。

会社名

株式会社 エクノスワタナベ 

住所 

426-0027 藤枝市緑町1-5-10 

TEL 

054-643-1616 

FAX 

054-643-1209 

MAIL 

echnos-soumu@echnos.co.jp 

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