手話で会話をしてみよう

手話

手話、どんなイメージをお持ちですか?

カリフォルニアのディズニーランドで、ミッキーとミニーが小さな少年に「君が好き」と手話で伝えた感動的なエピソードもあります。彼らは、手話通訳の方にその場で教えてもらい、見よう見まねで少年と『会話』したのだとか。
手話は決して特別なことばではなく、すぐに試せて、すぐに心を伝えることのできる『ことば』のひとつなのです。手話は使いこなせるようになると、日常会話だけでなく、もっと複雑な会話も可能となります。学べば学ぶほど、奥が深くなるのは他のことばの学習とまったく変わりませんね。
ここでは、誰でもすぐに使いたくなる日常会話を中心に、手話の初級編をご紹介します。

手話の種類

また手話には国別、たまに地域別の違い、数種類の表現を持つものもあるんですよ。
こちらでは、主に日本国内で標準的に使われるものをご紹介します。

  • わたし
    片手人差し指で自分を指す
  • あなた
    片手人差し指で相手を指す
  • わかります・知っています
    広げた片手で胸のあたりを上から下に撫でおろすしぐさ
  • わかりません・知りません
    広げた片手で同じ側の肩を数回払うしぐさ
  • こんにちは
    かんたんなもの…両ひとさし指を立て、向き合わせて軽く折る(人がおじぎする様子)。
  • よろしく(お願いします)
    右こぶしを鼻につけ軽く前につき出す(鼻が高い≒よい)⇒その手を広げ中央あたりで立て、前に軽く倒す(お願い)。
  • ありがとう
    広げて胸近く水平においた片手の甲に広げた片手を縦に乗せ、その手を上げながら軽くおじぎ(力士の挨拶からきたという説があります)
  • すみません
    片手の親指とひとさし指で眉間をつまむしぐさ⇒手を広げて立て、前に軽く倒す(お願い)

NHK Eテレのパラリンピック特番でのV6三宅健さんの巧みな手話に、思わず魅了された方も多いのでは?彼はファンの方とコミュニケーションを取りたいというのがきっかけで、猛勉強で手話を学んだのだとか。また、手話狂言など幅広い活動をされている俳優の江副悟史さんをご存知の方もいらっしゃるかと思います。
学び方は人それぞれ。お住まいの地域でも、社会福祉協議会や手話ボランティアなどの入門講座も開催されていることがありますので、探してみるのもよいですね。