親子で現代アートにチャレンジ!

 さていよいよ夏休み。
「宿題に絵をかかなくちゃ!」というおうちもあるでしょう。
 題材が決まっていれば、すぐにでも描くことができますが、何を描こうか迷っているお子さんも多いのではないでしょうか。

 そんな時、まず
「画面いっぱいに絵の具あそびをしてみよう!」
 というのも、絵に苦手意識のあるお子さんにはぴったりです。

 絵の具への苦手意識を気づかないうちに取り去って、しかも、できあがった「作品」にさらに絵を足して、想像の世界を膨らませた絵画に仕上げる方法があるのです。

 小学生に絵画を教えるプロ直伝の技、四点ほど、やり方をご紹介します。

共通して必要な用具

・水をくんだ小さいバケツ。できれば数か所に分けられるものがよい。汚れをおとす、すすぐ、混ぜるための水としてきれいなままで置いておく、の三種類に分けられるものが理想です。
・雑巾、ボロ布
 とにかく汚れてもOKの準備だけはしておきましょう。服も、汚れても良い作業用に。
・下に敷くためのシートや新聞紙
・水彩絵の具
・画用紙

スパッタリング

 しぶきを飛ばす、という意味で使われる美術の用語です。
 ご家庭で扱いやすいという点で、そろえる道具を考えてみました。

・古くなった歯ブラシ
・小さな金網
 100円ショップで買える、油かすを取る網が使いやすいでしょう。破れて取り外した網戸の網を小さく切って使ってもOKです。
・好きな色の絵の具 数色

 白色トレイに色ごと、水で溶いて準備しておきます。水に溶く時は中濃ソースからしょうゆの間くらいのかたさでいいでしょう。
 歯ブラシを液にひたし、金網で軽くはじくように紙に絵の具を飛ばします。
 数色を飛ばしたのが、こちらです。

 

スパッタリング

 

ドリッピング

用意するもの
・ストロー

 こちらの絵の具はしょうゆ程度の濃さでかまいません。
 まず、溶いた絵の具を筆か何かで紙の上にたらします。
 それから、絵の具の上をストローを使って息をふきかけ、まわりに絵の具を飛ばします。
 最初から強く吹かないのがコツです。しかし、吹き過ぎると息切れがしますので要注意!

吹き流し

ビー玉コロコロ

用意するもの
・ビー玉 4個か5個
・浅いトレイ(台紙の画用紙が平らに置ける程度。菓子箱のふたなどでも。あればA4以上)
・小さな浅い容器に溶いた絵の具 数色
 こちらはやや濃いめ、中濃ソースくらいが良いでしょう。

 まず、小さな容器にビー玉を入れてよく絵の具をつけます。
 次に、浅いトレイに敷いた台紙の上にビー玉を乗せます。
 あとは、浅いトレイをゆっくりとあちこちにかたむけて、ビー玉の転がるさまを楽しみながら、色をつけていきます。
 ビー玉を取り出して洗い、別の色をつけてまた、先ほどの台紙の上に乗せてコロコロ…
 これを繰り返します。
 コツはひとつだけ。薄い色から転がしていくとうまくできます。

ビー玉コロコロ

シャボン玉キラキラ

用意するもの
・500ミリリットル程度のペットボトル
 これのおしり部分、底から2センチあたりをカッターなどで切り取り、底を抜いておきます(必ず大人の方がやってくださいね)。

ベットボトルと網
・ネット
 100円ショップにある水切りネットでも、玉ねぎなどが入ったネットでもできます。
・輪ゴム


 上の3つを、図のように組み合わせて『ひっさつ道具』を完成させます。

ペットボトルと網


 絵の具を溶いたものに食器用洗剤を入れていきます。
 絵の具の濃さは中濃ソースくらいで、洗剤は数滴ずつ、加減をみながら入れます。筆などでかき混ぜた時に、泡がよく立ってくるようならば大丈夫です。泡立たない場合には、一滴ずつ洗剤を増やしてみてください。
 容器の大きさは、ペットボトルの底がうまく入る程度が適当です。


 できた液にペットボトルの底をそっと入れて、網にたっぷりと液をつけます。
 それから、紙の上で、ペットボトルの口から息をそっと、吹き込みます。
 底からブクブクと色つきの泡が生まれます。それを画用紙に押し付けて、写し取るのです。

※    ペットボトルは使う人数分だけ用意した方が、衛生的です。また、液を吸い込まないように大人の方が必ず見守りをお願いします。

シャボン玉キラキラ

シャボン玉キラキラ

 思いがけない、素敵な作品が次々と生まれてきます。
 これだけでもじゅうぶん見ごたえはありますが、出来上がった絵を元に、クレヨンやマジック、絵の具、切り貼りなどで描き足していっても楽しいですね。

 失敗を恐れず(画用紙をたくさん用意してください!)、絵の具あそびをじゅうぶんに楽しんで、これは!という傑作をぜひ、作り出してくださいね。