親子で現代アートにチャレンジ! # アート # 夏休み # 絵の具 # 親子 # 小学生 物づくり 2022.08.01 さていよいよ夏休み。 「宿題に絵をかかなくちゃ!」というおうちもあるでしょう。 題材が決まっていれば、すぐにでも描くことができますが、何を描こうか迷っているお子さんも多いのではないでしょうか。 そんな時、まず 「画面いっぱいに絵の具あそびをしてみよう!」 というのも、絵に苦手意識のあるお子さんにはぴったりです。 絵の具への苦手意識を気づかないうちに取り去って、しかも、できあがった「作品」にさらに絵を足して、想像の世界を膨らませた絵画に仕上げる方法があるのです。 小学生に絵画を教えるプロ直伝の技、四点ほど、やり方をご紹介します。 共通して必要な用具 ・水をくんだ小さいバケツ。できれば数か所に分けられるものがよい。汚れをおとす、すすぐ、混ぜるための水としてきれいなままで置いておく、の三種類に分けられるものが理想です。 ・雑巾、ボロ布 とにかく汚れてもOKの準備だけはしておきましょう。服も、汚れても良い作業用に。 ・下に敷くためのシートや新聞紙 ・水彩絵の具 ・画用紙 スパッタリング しぶきを飛ばす、という意味で使われる美術の用語です。 ご家庭で扱いやすいという点で、そろえる道具を考えてみました。 ・古くなった歯ブラシ ・小さな金網 100円ショップで買える、油かすを取る網が使いやすいでしょう。破れて取り外した網戸の網を小さく切って使ってもOKです。 ・好きな色の絵の具 数色 白色トレイに色ごと、水で溶いて準備しておきます。水に溶く時は中濃ソースからしょうゆの間くらいのかたさでいいでしょう。 歯ブラシを液にひたし、金網で軽くはじくように紙に絵の具を飛ばします。 数色を飛ばしたのが、こちらです。 ドリッピング 用意するもの ・ストロー こちらの絵の具はしょうゆ程度の濃さでかまいません。 まず、溶いた絵の具を筆か何かで紙の上にたらします。 それから、絵の具の上をストローを使って息をふきかけ、まわりに絵の具を飛ばします。 最初から強く吹かないのがコツです。しかし、吹き過ぎると息切れがしますので要注意! ビー玉コロコロ 用意するもの ・ビー玉 4個か5個 ・浅いトレイ(台紙の画用紙が平らに置ける程度。菓子箱のふたなどでも。あればA4以上) ・小さな浅い容器に溶いた絵の具 数色 こちらはやや濃いめ、中濃ソースくらいが良いでしょう。 まず、小さな容器にビー玉を入れてよく絵の具をつけます。 次に、浅いトレイに敷いた台紙の上にビー玉を乗せます。 あとは、浅いトレイをゆっくりとあちこちにかたむけて、ビー玉の転がるさまを楽しみながら、色をつけていきます。 ビー玉を取り出して洗い、別の色をつけてまた、先ほどの台紙の上に乗せてコロコロ… これを繰り返します。 コツはひとつだけ。薄い色から転がしていくとうまくできます。 シャボン玉キラキラ 用意するもの ・500ミリリットル程度のペットボトル これのおしり部分、底から2センチあたりをカッターなどで切り取り、底を抜いておきます(必ず大人の方がやってくださいね)。 ・ネット 100円ショップにある水切りネットでも、玉ねぎなどが入ったネットでもできます。 ・輪ゴム 上の3つを、図のように組み合わせて『ひっさつ道具』を完成させます。 絵の具を溶いたものに食器用洗剤を入れていきます。 絵の具の濃さは中濃ソースくらいで、洗剤は数滴ずつ、加減をみながら入れます。筆などでかき混ぜた時に、泡がよく立ってくるようならば大丈夫です。泡立たない場合には、一滴ずつ洗剤を増やしてみてください。 容器の大きさは、ペットボトルの底がうまく入る程度が適当です。 できた液にペットボトルの底をそっと入れて、網にたっぷりと液をつけます。 それから、紙の上で、ペットボトルの口から息をそっと、吹き込みます。 底からブクブクと色つきの泡が生まれます。それを画用紙に押し付けて、写し取るのです。 ※ ペットボトルは使う人数分だけ用意した方が、衛生的です。また、液を吸い込まないように大人の方が必ず見守りをお願いします。 思いがけない、素敵な作品が次々と生まれてきます。 これだけでもじゅうぶん見ごたえはありますが、出来上がった絵を元に、クレヨンやマジック、絵の具、切り貼りなどで描き足していっても楽しいですね。 失敗を恐れず(画用紙をたくさん用意してください!)、絵の具あそびをじゅうぶんに楽しんで、これは!という傑作をぜひ、作り出してくださいね。 Like