手軽に本格派!クリスマスカードにも!貼り絵アートを楽しもう

 アート、と聞くとなにを連想しますか?
 美術館の名画たち? 街角の前衛彫刻? コンピューターグラフィックス?
 今回は、おうちでちょっとした時間を利用してできる、取り掛かりも片付けもカンタン、材料や道具にもお金がかからない、そして出来上がって感動! のちぎり絵アートをご紹介します。

 ちぎり絵、よく聞きますよね。幼稚園から学校、介護施設でも時折ちぎり絵作品を制作することがありますが、今回は特に手軽なのに本格的という点にこだわってみたいと思います。

材料と、そろえるものはこれだけ!

カラーの折り込み広告、新聞広告、カタログ、すでに読み終えた雑誌のカラーページなど。

雑紙

 新聞紙などの薄い紙は裏が透けることがあるので、広告くらいの厚い紙がちぎり絵に理想的です。

液体のり

 紙が貼り合わせられるものなら何でもOKです。ボンドを少しばかりの水に溶いても使えます。

はさみ

 貼り絵ははさみをつかわなくてもできますが、どうしても細かい部分にこだわりたい時には、はさみを使ってしまいましょう。

浅い皿状の容器 

 液体のりを入れるのに使います。白色トレイは扱いが簡単でお手軽です。大きさはCDケース程度かA5サイズ(コピー用紙の半分)くらいでじゅうぶんでしょう。

大きめの紙袋

「あっ、幼稚園のお迎え!」「お客様だ!」そんな、あわてて片付ける時にも、切りかけの雑誌や広告紙をどさっとこの中に入れてしまえます。
 もう使えそうな部分がないな、と思ったらそのまま雑紙でリサイクルに出せますね。

台紙 

 もちろん厚画用紙などを新しく用意しても良いですが、食品の空き箱だったボール紙(裏面)を台紙にしてもうまく貼れます。表面は、柄がついているのでまぎらわしいのと、コーティングや印刷のせいでつるつるするため、向いていません。

ピンセット 

 手を汚したくない人向け。なぜか夢中になり過ぎていて、気づくと使っていなかった……ということもあるので、こちらはお好みで。

実際にやってみよう! 

 こちらの例では、クリスマスカード用にはがき大のモミの木を作ってみました。
 台紙は今回、見やすいように少し大きめの白紙を使っています。

 台紙にざっくりと下絵を描く。ていねいでなくても全然問題ありません。
 モミの木でしたら、まず地面の横線(わずかに山になっているともっともらしい)、真ん中に幹の中心線、その上に積み重なった、やや平べったい三角形を3こか4こ。
 この図をもとに、おおざっぱな輪郭を描きます。
 三角形の下をやや垂れ下がった感じにして、左右をわずかにずらすと、モミの木らしくみえます。

下絵

 次に、色の感じをイメージします。本物に近いフルカラー、赤系、青系、モノトーン、ある程度方針が決まったら、次にカラー雑誌や広告から、イメージに合った色をさがして、少し大きめに切り離します。
 この時、慣れないうちはざっくりと下絵の上に大きめの紙を置いていくと、出来上がりのイメージがつかみやすいかもしれません。

貼り絵途中

「空は、上は暗くて下に行くほど明るい水色…とすると水色をもう少し集めた方がいいかな」
「地面が明るすぎるかな? 灰色っぽい紙をもう少しさがしてみよう」

 貼る順番はあまり厳密ではないのですが、背景、幹、木の葉の部分、地面と貼って行くと作業が楽でしょう。
 貼る時に細かく紙をちぎり、好きなように貼っていきます。
 のりの皿にちぎった紙をひたして貼るのがいちばん簡単です。

貼り絵途中

 仕上げに、てっぺんに明るい黄色~白の紙で星を作って飾ると…
 なんと、どこから見てもクリスマスの木ではありませんか!

貼り絵完成

 よく乾かしてから、完成です。
 お気に入りの額に入れて飾ってみてもいいですね。

貼り絵のコツをいくつか。

・遠くのものはぼんやりとした(写真や絵の)部分を、近くの形がはっきりしたものは、ピントが合った部分を使う。文字が入っているカラー広告も良い感じに仕上がります。


・一色だけに見えるところにも、アクセントに他の色を少し混ぜて貼ってみると色合いに面白さが出てきます。

・液体のりは乾きやすいのと、容器が軽い場合に風で飛ばされることもあるので、のりをあまり大量に入れ過ぎない。

 

 ハガキの大きさがたいへんかな? と思ったらまず、ミニカード程度の作品を作ってみるのもいいでしょうね。

 慣れてきたら、このほかにも果物や花、人物など、写真を参考に貼っていくのもまた、楽しいですよ。 

貼り絵

 ぜひお試しください!