【今月の記念日】5月28日 花火の日

夜空に大輪の花を咲かせる花火。毎年、花火大会は欠かさず出かけるという方もいるのでは?シートを広げ、家族や友人と一緒に夜空に打ちあがる花火を見るのは楽しいものです。最近では花のデザイン以外にも、キャラクターやハートマークなど、バラエティに富んだデザインもありますね。

さて、花火は「夏」というイメージが強く、記念日になるのは夏と思っていた方も多いのではないでしょうか。実は「花火の日」は年に2回あり、5月28日と8月1日に制定されています。
ここではなぜ5月28日が花火の日となったのか、花火の歴史と共に解説いたします。

 

花火の誕生

花火は法律用語では「煙火」といいます。花火会社の名称を見ると「煙火」が会社名についている場合がほとんどです。花火(煙火)は文字通り火薬を爆発させることによって、光や音、煙を発生させます。

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花火の起源は、秦の始皇帝時代に万里の長城での通信手段として使用された「のろし」といわれています。煙を使って遠くの人に情報を伝えていました。その後、世界中へ広がっていき、14世紀になるとイタリアでお祭りの見世物として使用されるようになりました。これが今の形に近い花火です。

日本へは16世紀(戦国時代)に南蛮人によって伝えられ、火薬として鉄砲に使われたり、合戦の合図である「のろし」として使われていました。観賞用の花火としては、江戸時代に明(中国)の商人が徳川家康に見せたという記録が残っています。やがて諸大名、庶民にも花火が広がり、流行をみせる一方、花火が原因の火災が多発するようになりました。そこで幕府による花火禁止令が発令され、花火は特定の場所のみで実施・鑑賞ができるものとなりました。

 

初めての花火大会

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1733年、徳川吉宗の時代です。享保の大飢饉が起こり、江戸ではコレラが流行し、日本中で多くの人々が命を落としました。吉宗は、亡くなった方々の魂を慰めるため、そして悪疫を祓うために、1733年5月28日(旧暦)に両国橋のたもとで水神祭を行いました。その際に余興として花火を打ち上げたのが現在の「隅田川花火大会」のはじまりです。最初は20発という小規模なものでしたが、年々規模が大きくなっていき、今では約2万発もの花火が打ちあがります。

旧暦ではありますが、日本最古の花火大会が行われたのが5月28日だったので、5月28日が「花火の日」となりました。

 

花火の掛け声「た~まや~」

今ではあまり聞くことがありませんが、花火の掛け声と言ったら「た~まや~」が有名ですね。
なぜ「たまや」なのか。

それは、江戸初期の花火大会では「玉屋」と「鍵屋」という花火屋が花火を作っていました。花火大会では両国橋を挟んで2か所から交互に花火を打ち上げ、見物客は良かった方の花火を称えるために店の名前を呼んでいた名残です。「た~まや~」の掛け声が残っていることから考えると、「玉屋」の花火の方が人気があったのでしょうか。
ちなみに、初めて両国橋のたもとで打ち上げた花火は「鍵屋」の花火だったそうです。

 

花火はみんなを笑顔にしてくれる

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もともとは「両国川開き」という名前で行われていた花火大会も、1978年に現在の「隅田川花火大会」に名称を変え、毎年7月に開催されています。昨年度は新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、隅田川花火大会だけに限らず、全国各地の花火大会が中止になりました。毎年夏になると花火大会に出かけていた方にとっては、何か忘れ物をしたような気持ちになってしまったのではないでしょうか。

そんな中、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、全国の花火師たちによるサプライズ花火が打ち上げられたことも記憶に新しいですね。会場が密にならないようにと、事前告知はせず実施されたため、突然打ちあがった花火を見た時は驚きと感動と共に、自然と笑顔になったのではないでしょうか。

花火は今も昔も変わらず、自然災害などの復興を祈願してあげられています。

 

 

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