フリーランスの確定申告の疑問を一問一答でお答えします!

毎年やってくる確定申告。
会社員であれば会社の経理担当者が年末調整をしてくれますが、フリーランスは自分で確定申告をしなければなりません。税理士に依頼することも可能ですが、一度学んでしまえば難しくありません。しかし、確定申告は年に一度のことで忘れてしまう方もいるでしょう。また、フリーランスになったばかりで確定申告の方法が解らない方もいるでしょう。
ここでは、フリーランスが頭を悩ます確定申告の疑問を一問一答で解説していきます。

※記載内容は令和3年1月20日時点のものです。
※最終的な確認は税務署へお問合わせください。

 

確定申告とは

1

そもそも確定申告って?

確定申告とは、毎年1月1日~12月31日までの所得金額と所得税額を計算し、前もって納めすぎた税金や不足している税金を精算する手続きのことです。

確定申告とは?メリットや日頃の準備について徹底解説!

 

個人事業主として働くことと、パート勤務の確定申告方法の違いは?

個人事業主とパート勤務では所得の区分が違います。個人事業主の場合は【事業所得】、パート勤務の場合は【給与所得】となり、所得区分が異なることで申告方法が違います。
個人事業主はすべての申告手続きを自分で行う必要がありますが、パート勤務の場合はパート先が年末調整の手続きを通じて代わりに申告を行う仕組みになっています。ただし、すべての手続きを代行するわけではないので、必要に応じて自分で申告しなければならない場合もあります。

 

 

私は確定申告をしなければならないの?

2

確定申告は、しなくてもよい人がいる一方で、しなければならない人もいます。また、確定申告をした方が得になるという人もいます。必要の有無はそれぞれの状況によって異なりますので、内容をしっかり確認した上で手続きを行いましょう。また、少しでも不明な場合は税務署に相談することをお勧めします。

 

確定申告をする必要があるのか、ないのか、判断がつかない。

確定申告の必要性は、一般的には以下の通りです。
① ご自身の各種所得金額の合計額を算出します。
② ①で算出した合計所得から所得控除の金額の合計額を差し引きます。
③ ②で算出された差額が0円以下の場合には、申告する必要がありません。

この判断については複雑な場合もあるので、迷った時は申告しなければいけない前提で税務署に質問しながら進めることをお勧めします。

 

給与所得者であり、副業の収入が20万円以上あるとき

基本的には、確定申告をする必要があります。
ただし、収入から経費を差し引いた残りの金額が20万円未満の場合には、申告をする必要はありません。  
詳しくは国税庁のHPでご確認ください>>>国税庁HP|確定申告が必要な方|

 

収入がクラウドソーシングのみで48万円未満のとき

この場合には、申告義務はありません。

 

収入が48万円を超えるとき

基本的には、申告する必要があります。
ただし、収入から経費を差し引いた残りの金額が20万円未満の場合には、申告をする必要はありません。  
また、他の所得控除により税額が発生しない場合も申告しなくていいことがありますが、ケースバイケースですので税務署に質問をしながら進めることをお勧めします。
詳しくは国税庁のHPでご確認ください>>>国税庁HP|確定申告が必要な方|

 

藤枝くらシェア以外にも収入があるとき(パートor請負業務など)

所得が複数あるため、確定申告が必要です。
収入により所得区分が異なる場合には、申告や記帳の方法が変わるので注意が必要です。

 

 

確定申告はどうやって行えばいいの?

3

確定申告は国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」で作成することができます。他にも、手書きや会計ソフトを利用して作成することもできます。
作成した申告書は最寄りの税務署へ郵送・持参することで手続きが完了します。また、要件を満たせば「e-Tax」と呼ばれる電子申告システムを使い、オンライン上で完結させることもできます。

 

確定申告書の書き方、e-Taxの使い方がわからない。

必要な書類をそろえ、確定申告 無料相談会場へ行くことをお勧めします。無料相談会場で書き方等を質問して教わるようにしてみましょう。一度、覚えてしまえば、それ以降は同じ作業の繰り返しになります。内容をしっかり理解する為にも、日程的に余裕をみていくことをお勧めします。

 

必要な書類(収入を証明する書類等)は何?

基本的に源泉徴収票がある場合には、必ず添付をしてください。
それ以外の書類については千差万別です。申告の内容によって必要な書類は随時変化するため注意が必要です。
特に、特例の適用を受けたい場合には、税務署が発行しているチェックリストに記載があることが多いので、確認することをお勧めします。

源泉徴収票とは
給与や報酬を支払う側があらかじめ税金を差引き、差引いた税金を国に納める制度のことです。
そして給与や報酬額、差引いた税額などが記載された書類が源泉徴収票と呼ばれるものです。

 

確定申告と青色申告・白色申告の違いは何?

【不動産所得】【事業所得】【山林所得】のある方が、一定の期限内に【青色申告承認申請書】を提出した場合に、青色申告の特典を受けることができます。サラリーマンなど、この申請書を出すことができない人を含め、【青色申告承認申請書】を提出していない場合に行う申告の全てを白色申告と呼んでいます。
事業を新たに始め、それで生計を立てようと考えている方は、【青色申告承認申請書】を提出することをお勧めします。

 

提出期間、提出先、問合わせ先、HPなどは、どこを参考にすればいいか。

基本的に国税庁が作成、運営しているホームページを参考にすることをお勧めします。
国税庁のHPはコチラ>>>国税庁HP
提出期間は、毎年2月16日から3月15日です。

 

おすすめの確定申告用のソフトがあれば教えてほしい。

ソフト入力時には簿記の最低限の知識と作成すべき書類についての基本的な理解が必要になります。まずはそれをどうマスターするか検討しましょう。そう難しくはありませんが、多少の時間を割く必要があります。
青色申告会や商工会議所、税務署などでは記帳指導を行っているので、そこで指導を受けながら利用するソフトの推薦を受けることをお勧めします。

 

 

控除や特例についての疑問を解決!

4

夫が自営業か会社員かで違いはあるの?

所得税の面では【専従者控除】か【配偶者控除】かを選択し、どちらか一方の控除対象となります。両方の控除を受けることはできません。

 

青色申告特別控除とは何か?

青色申告の承認を受けている場合、複式簿記による経理を行い、貸借対照表を作成していると【青色申告特別控除】で55万円の控除を受けられます。さらに、e-Tax による申告(電子申告)又は、仕訳帳及び総勘定元帳を電子帳簿で保存している場合は10万円が加算され、65万円の控除を受けられます。
貸借対照表まで作成できない場合には、10万円の控除を受けることができます。
他にも申告期限までに青色申告決算書を提出するという条件がありますので、細かい条件については税務署にお問い合わせください。
詳しくは国税庁のHPでご確認ください>>>国税庁HP|青色申告特別控除|

 

配偶者控除と配偶者特別控除とは何か。

扶養親族のうち、配偶者のみ制度が別となっています。
合計所得金額が48万円を超えると配偶者控除は受けられません。  
ただし一定の金額までは配偶者特別控除という別枠で、控除の金額は少なくなりますが、段階的に控除を受けることができます。

 

家内労働者等の必要経費の特例とは何か

内職等の一定の職種の場合の経費について一律55万円の概算控除が認められるという特例です。  
計算は非常に楽ですが、注意点がいくつもありますので必ず税務署等の専門家に確認をして適用するようにしてください。


扶養の範囲とは?

扶養には、配偶者とそれ以外の生計一親族があります。  社会保険の条件とは異なります。
扶養される方のその年の所得金額が48万円以下である必要があります。  (給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
また配偶者については、所得金額が48万円を超えても適用が受けられる、配偶者特別控除という制度もあります。
納税者の所得金額・配偶者の所得金額によっても違いますので、一人一人の要件を丁寧に確認していく必要があります。  
 


どこまでを経費として申告していいのか?(例えば、服や化粧品も対象となるのか)

国税庁のHPには、以下のように記述があります。

(1) 総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
(2) その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額  

よって、日常生活で普通に利用するだけのものは経費にはなりません。
一般に慶弔や就活などにも用いられるスーツなどの服や化粧品は対象外です。
「その仕事をしていなかったら買っていない、仕事上必要だからやむなく購入しているようなもの」が経費となります。
ただし、非常に個別性が高く、ケースバイケースの判断を要求されるところでもありますので、迷った場合は税務署等の専門家に確認することをお勧めします。

 

住民税についても申告が必要なの?

税務署で確定申告を行った時点で、住民税の申告は終了しています。
例外的に税務署で申告を行わなかった場合に、市役所で申告をすることがあります。

 

 

関連記事

 

 

●================================●

【まなシェアとは】

まなシェアはあなたの知識向上をサポートするサイトです。
イベント・セミナーや資格取得といったスキルアップを応援する情報から、日々の暮らしの中で役立つ豆知識や明日誰かに話したくなるネタまで幅広い情報を提供しています。
まなシェアであなたの「知りたかった」がきっと見つかります!

まなシェアは藤枝ICTコンソーシアムだけで作り上げていくのではなく、記事を作成していただく市民の働き手の皆様や、地域企業の皆様と共に作っていくWebサイトです。
気に入った記事を見つけた時は「いいね!」ボタンをクリックしてください。
また、記事への要望やコラム記事の掲載については下記へお気軽に問い合わせください。

藤枝ICTコンソーシアム事務局
メール:info-c@f-ict.biz

●================================●