第12回企業訪問 株式会社まちづくり藤枝

株式会社 まちづくり藤枝」という会社をご存じですか?
場所は藤枝駅前商店街にあり、以前は玩具店だったビルの1階です。

 

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「て〜しゃばストリート」「love local MARKET」「ルミスタ☆ふじえだ」など、
藤枝駅周辺で行われるさまざまなイベントに関わっているのですが、どんな会社なのでしょう?
一般的な企業とは少し違うようです。

その成り立ちから、現在行われている事業、そしてこれからのことまで、
今年7月に代表取締役社長・4代目に就任された「栗田 隆生」さんにお話を伺ってきました。

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株式会社 まちづくり藤枝」の成り立ち

藤枝市では、1998(平成10)年に施行された中心市街地の活性化に関する法律(通称「中心市街地活性化法」)に基づき、
新たな「藤枝市 中心市街地活性化計画」を策定することになりました。
「中心市街地活性化法」というのは、郊外に出店した大型店の影響などで、
駅前など中心市街地の空洞化・劣化が進むことに対し、市町村が関係者との協議のうえ「基本計画」を作り、
国の認定を得て、文字通り中心市街地を活性化させ、しいては藤枝市全体に波及させていこうというものです。

JR東海道本線 藤枝駅周辺約160haのエリアを「中心市街地」と位置づけ、土地区画整理をはじめ、
駅南北自由通路・駅前広場・近隣公園等の都市基盤整備、県武道館の誘致整備を進め、活性化を推進してきました。


2007(平成19)年10月、「株式会社 まちづくり藤枝」は、藤枝市中心市街地の活性化を図ることを目的に、
良好な市街地を形成するためのまちづくり推進活動や、商業活性化を図るためのさまざまな事業活動を行うため、
いわゆるソフト事業を展開するために設立されました。



出資者は、藤枝市、藤枝商工会議所、藤枝駅前商店街振興組合、藤枝駅南商店街振興組合、民間企業で、
初代 代表取締役社長には、商工会議所会頭(当時)の「富澤 静雄」さんが就任。
駅前地区の再開発や空き店舗有効活用事業などを推進、商店街の振興活動の支援、
駅周辺のにぎわいづくりの各種イベントを開催することになりました。


抱負は「まちが育てば会社も育つ。

「藤枝市 中心市街地活性化基本計画」の計画期間は、平成20年度から平成24年度の5カ
年で、
2008(平成20)年1月に認定申請を行い、同年3月に内閣総理大臣から認定され、
4月に「第1期 中心市街地活性化基本計画」の取り組みがスタートしました。

 

主な取組み

2007(平成19)年
10月11日 株式会社 まちづくり藤枝」設立
2008(平成20)年
3月 「第1期 中心市街地活性化基本計画」認定
2009(平成21)年
2月  藤枝駅の南側に官民複合施設「BiVi藤枝」がオープン
   駅南自転車駐車場(通称:駅南サイクルパーク)の管理開始
 駅前1丁目6街区市街地再開発事業 事務局業務開始
   て~しゃばストリート事業開始
2010(平成22)年  
2月  藤枝駅の南側に複合商業施設「オーレ藤枝」がオープン
   レンタサイクル(ぐるリン号)事業開始
   駅前1丁目8街区市街地再開発事業 事務局業務開始
11  2代目 代表取締役社長に商工会議所会頭(当時)の「小林 正敏」さんが就任
   イルミネーション事業開始 
2013(平成25)年  
3月 「第2期 中心市街地活性化基本計画」認定
   シェアオフィス事業開始
4月  文化センター内事務所から現住所へ移転
2015(平成27)年  
  「ママシネマ」事業開始
   プチマルシェ「love local MARKET」開始
2016(平成28)年
11月  3代目 代表取締役社長に商工会議所会頭(当時)の「山田 壽久」さんが就任
2017(平成29)年
12月  トライアルスペースkokokara事業開始
2018(平成30)年
3月  街なかシェアサイクル事業開始
  「第3期中心市街地活性化基本計画」認定
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 「FUJIEDA mikine」オープン
 ※前身は藤枝駅前1丁目8街区市街地再開発事業により完成

 

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2019(令和元)年
11月  中心市街地リノベーションまちづくり推進機構 事務局業務開始
2020(令和2)年
 4代目 代表取締役社長には、長年「株式会社まちづくり藤枝」の取締役であり
   2020年6月まで藤枝市副市長を務めていた「栗田 隆生」さんが就任


 

現在行われている主な事業


藤枝駅周辺の「中心市街地」の発展に伴い、次々と新しい事業を手がけてきましたが、
現在行われている事業を紹介してもらいました。
(2020年は新型コロナウイルス感染拡大予防のために、多くの事業が縮小または中止を
余儀なくされていることをご了承ください。)

 

管理ゲートシステムによる24時間営業の駐車場で、自転車・原動機付自転車を預けることができます。
1日利用と定期利用があり、利用者にはお得なサービスもあります。

TEL:054-363-6652

 

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  • LOVE LOCAL FUJIEDA事業

週末を中心に開催される恒例の「て~しゃばストリート」、
プレミアムフライデーに藤枝駅南口広場で実施する「love local MARKET」、
そして藤枝“冬の風物詩”「駅周辺イルミネーション」を総称したものです。

 

て~しゃばストリート105
2009年から藤枝駅南のメインストリートで行われているイベントで、駅前の商業施設「BiVi藤枝」と
「しずてつストア藤枝駅南店」前の道路を歩行者天国とし、さまざまなイベントを繰り広げています。

「て〜しゃば」は「駅」を意味し、「105」は このイベントが行われるエリアの長辺の距離が105mで、
サッカーのフィールドと同じ長さであり、「サッカーのまち藤枝」にふさわしい名前であることから
名付けられました。

毎年、春と秋冬にさまざまなお店や団体が趣向を凝らして盛り上がるイベントで、
参加型のイベントも多く、市内外からたくさんの来場者が訪れます。

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 love local MARKET FUJIEDA

金曜日の夜に藤枝駅南口広場で行われるイベントで、2015年から始まりました。
毎月テーマに合わせて、地元を中心としたお店や生産者、作家などが出店し、
地域の人々と交流しながら、まちを楽しめる活動に成長しました。

 

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ルミスタ☆ふじえだ~ファンタジックイルミネーション~

2010年から始まり、毎年進化を遂げて、藤枝駅周辺の冬の風物詩となっています。
県内の街なかのイルミネーションでは最大級の規模を誇り、昨年は10周年を記念して約30万球のLEDで彩られました。

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  • 駅周辺再開発支援事業(藤枝駅前1丁目6街区・藤枝駅前1丁目9街区など)

「藤枝駅前1丁目6街区」の再開発準備組合が、2010(平成22)年に設立され、
合意形成と事業推進のための計画づくりが進められています。

この事業は、2018(平成30)年3月に内閣総理大臣認定を受けた「第3期 中心市街地活性化基本計画」でも
主要事業として掲載されており、中心市街地の活性化のための事業として期待されています。
さらに同計画で、6街区と同様に主要事業の一つとして位置づけられた「藤枝駅前1丁目9街区」でも
2020(令和2)年7月に再開発準備組合が設立され、藤枝駅北口に複合施設の建設に向けて準備が始まりました。

 

BiVi藤枝1階にあるトライアルスペース「kokokara(ここから)」は、2017(平成29)年から運営しています。
起業・創業や新ビジネスの創出を支援するとともに、中心市街地の魅力向上や賑わいづくりを期待するもので、
開設から3年目を迎えて、利用者が定着してきました。
ここを利用してみたい方を随時募集しています。

 

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中心市街地を起点として、中心市街地内や蓮華寺池公園など市内各拠点への移動利便性や回遊性の向上を目的に、
2018(平成30)年3月からサービスを開始したのが「街なかシェアサイクル」。

現在、電動アシスト付の自転車が45台・18箇所のステーションでサービス展開しています。
利用するには、スマートフォンに専用のアプリをダウンロードし、
アカウントを登録すると各ステーションで自転車の貸出・返却が可能です。

料金は70円/15分から利用でき、上限が1,000円(利用開始から12時間まで)です。
支払い方法はクレジットカードまたは携帯電話会社のキャリア決済です。

 

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【ステーション】

  • 藤枝駅北口(静岡銀行前)
  • 蓮華寺池公園
  • 藤枝市役所
  • 藤枝総合運動公園
  • 駅南サイクルパーク
  • 藤枝市立総合病院
  • 藤枝市文化センター
  • 勝草橋公園
  • ホテルオーレ
  • 高洲地区交流センター
  • 青木中央公園
  • 駅南公園
  • 千歳公園
  • 駅西公園
  • 藤枝商工会議所
  • まちづくり藤枝
  • 大旅籠柏屋(岡部宿公園)
  • 中部電力パワーグリッド藤枝営業所

 

空き家・空き店舗・空きビルなどの「遊休不動産」を改修し、今の時代にあった新しい機能を
もたせて再活用することを「リノベーション」といいます。

まちづくりの推進にあたり、2019(令和元)年11月に、民間事業者と連携して立ち上げたのが

「中心市街地リノベーションまちづくり推進機構」です。

JR藤枝駅北口周辺を中心に、増加傾向にある空き家・空き店舗・空きビルをリノベーションにより
活用する取り組みを支援します。

リノベーションの進め方や内容について説明しているガイドブックがあります。

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  • レンタサイクル運営事業

藤枝市観光協会から引き継いだ「レンタサイクル」運営事業で、前出の「シェアサイクル」とは別のものです。
電動アシスト付き自転車「ぐるリン」の受付は、「藤枝市観光案内所」「駅南サイクルパーク」
「岡部総合案内所」にあります。

料金は600円/1日で、貸出時に1,100円を払い、返却すると500円戻ってきます。
利用時間は10:00〜16:00です。
※必ず同じ所に返却してください。

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  • 子育て支援事業・ママシネマ運営事業

「ママシネマ」は、お母さんが3歳未満のお子様と一緒に気兼ねなく新作映画を鑑賞することができるイベントで、
2015(平成27)年から始めました。
映画館「藤枝シネ・プレーゴ」の全面協力のもと、通常より明るめの照明と音量を抑えたシアター環境にし、
子どもが遊ぶスペースを設けるなど、親子が安心して楽しむことができる空間を創出し、
子育てにやさしいまちづくりの推進を目的にした取り組みです。

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  • 情報発信事業

日頃の活動や情報を SNSを使って日々発信しています。

●Facebook/https://www.facebook.com/fujieda.machista/
「まちづくり藤枝」は、良好な市街地を形成するためのまちづくり推進活動や、
商業活性化を図るための様々な事業活動を行っております。

●Twitter/https://twitter.com/fujiedamachi
「まちづくり藤枝」は元気で楽しく、暮らしやすい“藤枝中心市街地”を目指して、
地域の皆さんとともにまちを盛り上げている「まちづくり会社」です。
再開発から不動産、商業、商店街連携、観光、教育、環境、生活支援、情報発信、イベントの開催まで、
藤枝市と一緒にまちづくり、活性化に取り組んでいます!

 

 

今後の展望

駅南自転車駐車場に関しては、安心安全に利用できる施設運営を心掛けていきます。

2020(令和2)年は新型コロナウイルス感染症の蔓延で、営業自粛やイベントの中止など大変な状況ですが
「まちづくり藤枝」では、コロナ禍における新しい生活様式を取り入れた街の活性化事業を考えています。

特に移動手段としての自転車は注目を浴びているところですが、街なかシェアサイクルを利用した
商業と観光をつなぐイベントを考え、市民や団体の皆様から生まれた発想を生かしたイベント事業や、
個性やテーマ性のある事業の展開、さらには潜在的に存在する起業家を応援する場づくりなどを考えていきます。

そして、今まで以上に藤枝市民また商店街と連携をはかり、コロナ禍の環境下でも対応できる事業を企画提案し、
地元経済と観光の活性化に寄与していけたらと夢が広がります。

 

 

会社情報

 

 

 

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