障がい者特有のマークやサインを知ることの大切さ

道を歩いているときや電車に乗っているときに、不思議なマークを見かけたことはありませんか?
もしかしたら、そのマークは障がい者特有のマークかもしれません。
また、障がい者の人と接しているときに、なにか手で合図をされたことはありませんか?
その行動には、重大なサインが隠れているかもしれません。


ここでは障がい者特有のマークやサインについて詳しく解説します。
意味がわかると、道路を歩いているときや電車に乗っているときの意識も変わってきますし、
率先して行動を起こせるようになります。
障がい者のなかには自ら言葉を発することが難しい人もたくさんいます。
周囲の人はマークやサインの正しい意味を知り、思いやりや気配りを持って接するようにしましょう。

 

 

ヘルプサインを見かけたときの対処の仕方

道端や建物の中で障がい者にトラブルが起きた場合には、ヘルプサインを周囲に対して出しているときがあります。
このときに障がい者が出しているヘルプサインに気がつくことができたら、すぐに対応することも可能です。

大切なことは、どのようなヘルプサインがあるのかを知ることです。
 

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電車やバスに乗っているときに、鞄や荷物に赤地に白い十字とハートマークが描かれた
ヘルプマークを着けた人を見かけたことはありませんか?
このヘルプマークは、義足や人工関節、または難病を抱えている人や、内部障害の人、
または妊娠初期の人が携帯しているヘルプカード
です。

  • 乗り物の中でこのマークを見かけたときには、席を譲ったり、空いている席を教えたりといった、
    思いやりがある行動を心がけることが大切です。

 

視覚障がいを抱える人たちには、白杖SOSシグナルと呼ばれるヘルプサインがあります。
視覚障がいの人達が携帯している白杖が頭上約50cmに上がっていたら、それは助けを求めているサインです。

  • 白杖が上がっているのを見かけたときには、進んで声をかけるようにしましょう。
    このときに注意しなくてはいけないのが、声をかける位置です。

     悪い例
    ●視覚障がいがある場合、遠くから声をかけても気がつかない可能性があります。
    ●いきなり後ろや横から声をかけることは、相手を驚かせてしまいます。


     良い例
    ●声をかけるときには、正面から静かに声をかけましょう。
    ●声をかけるときには自分が誰なのか名乗って、困っていることがないか、
     何をしたら良いのかについて尋ねると良いでしょう。

 

その他にも、聴覚障がいの人のなかにはSOSカードを所持している人がいます。

  • SOSカードを提示されたときには、カードの内容をよく読んで、内容にあった支援を行うようにします。
  • 質問するときには、メモなどに質問内容を書いて見せることで、スムーズなコミュニケーションが行えます。

 

障がい者のなかには、カードなどは携帯せず、身振り手振りで助けを求めることもあります。
障がい者が周囲に助けを求めたときには、その僅かなサインを見逃さないようにすることが何よりも大切です。

 

 

マークを見たときに起こせる行動

車や道路で障がい者のマークを見かけることがあるでしょう。
しかしマークの意味がわからなくては、対応することができません。
なかでも自動車の運転に関するマークは、あらかじめ知っておくことで事故やトラブルを防ぐことができます。
 

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青地に白い四つ葉のクローバーが描かれたマークを車体に見かけたときには、
運転手が肢体不自由であることを表示しています。

そして、緑地に黄色い蝶が描かれているのは、聴覚障がい者用のマークです。

  • これらのマークがある自動車に対して、故意ではなくても割り込みや幅寄せなどを行った場合には、
    道路交通法違反に問われますので気を付けましょう。
    運転手に障がいがあるとわかったときには、運転をするときに配慮するように心がけましょう。

 

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また、ショッピングセンターなどの駐車場に、車椅子の絵が描かれていることがあります。

  • このマークは、国際マークと呼ばれるもので、障がい者が利用できることを示したものです。
    間違って利用したとしても、罰則があるわけではありません。
    とはいえ、見かけたときには障がい者に配慮し、別のところに車を停めるようにしましょう。

 

施設に関するマークについても覚えておくことが必要です。
白地に青い犬の絵が描かれた表示は、盲導犬や聴導犬、そして介助犬といった障がい者補助犬を
同伴できる施設である
ことを表しています。

  • 施設内で障がい者補助犬を見かけたときには、補助犬に声をかけたり触れたりしないようにしましょう。
    また、補助犬がサポートできないことが発生した場合には、声をかけるなどして、手助けするようにします。

 

青地に白い杖をついた歩行者が描かれているマークは、盲人を示す国際マークです。

  • このマークが表示されている施設では、視覚障がい者が歩きやすいように、
    点字ブロックやバリアフリー設備にするなど、様々な工夫がされています。

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また、横断歩道に描かれているときには、音楽が流れるようになっているところもあります。

 

日常生活でヘルプマークを見かけたときには、障がい者の安全面に配慮した行動を心がけるようにします。
ですが、すべてが障がい者用に作られているわけではありません。
障がい者が助けを求めているときには、率先して支援することが大切です。

 

 

SOSを伝えるマーク

SOSを伝えるマークは、障がい者だけが使っているものではありません。
他にも、もっと身近で使用されている、様々なSOSに対応したマークがあるのです。
 

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妊産婦が付けるマタニティマークもその1つです。
ピンク地に、お母さんと赤ちゃんが優しく寄り添うイラストが描かれているもので、
バッグなどに付けている人もいます。周囲に対して妊娠または出産したことを知らせるものです。

  • 妊娠中というのは、個人差もありますが、疲れやすかったり、つわりで体調不良になっていることがあります。
    このマークを、電車やバスの中で見かけたときには、率先的に席を譲るなど配慮することが大切です。
    また、体調が辛そうなときは声をかけたり、手伝えることがないか確認することが大切です。

 

また、花粉症で悩まされている人のなかには、市販されている花粉症バッジを付けている人もいます。

  • 花粉症の場合、咳やくしゃみをしても感染症ではありません。ですが、周囲から感染症のように
    扱われてしまい、精神的に落ち込む人もいます。花粉症バッジを付けることにより、感染症と
    誤解されることもありませんし、周囲も安心することができます。

 

更に、喘息バッジやアレルギーバッジなど、自分の体調を教えるものもあります。

  • もし、喘息バッジを付けた人が激しく咳込んでいた場合は、すぐに体調を確認し、救急車を呼んだり、
    医療機関に問い合わせをすることが大切です。
    また、アレルギーバッジをした人が、体調が優れないようだったら声をかけ、医療機関に問い合わせ、
    適切な判断に従うことも必要です。

 

その他にも認知症や自閉症など、外見からはわかりづらい症状を表すものもあります。
見かけたときには、困っていることがないかを確認し、手助けすることがないかを考えることが大切です。
SOSを求めているのは、障がい者だけではありません。
日頃から、見たことがないマークを見つけたときには、その意味を調べてみることも必要です。

 

 

SOSに気がつくために

ヘルプサインやマークは、障がい者が周囲に助けを求めるときに必要な印です。
ですが、ヘルプサインが何を求めているのかわからなくては、手助けすることもできませんし、
マークが何を意味しているのか知らなければ、対処の仕方もわかりません。
また、間違えた覚え方をするとトラブルに発展することもあります。


大切なことは、正しい知識を学び、適切な対応ができるようになることです。
なかには、外見からはわからない、難病や疾病を抱えている人もいます。
そういった人たちを助けるためにも、正しい知識を学ぶことは、とても大切なことなのです。

そして、ヘルプサインやマークを知ることは、災害時に視覚や聴覚または、
肢体に障がいがある人を安全に避難させるときにも役立ちます。

 

 

 

 

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