|2021年度試験情報掲載|国家検定である「ウェブデザイン技能検定」 # スキル # 資格情報 # コラム 資格情報 2020.02.14 インターネットが世界中で普及されているいま、ウェブの世界で活躍する人も増加しつつあります。「ウェブデザイン技能検定」もインターネットスキルのひとつとして、今後のスキルアップに役立つ資格です。 この記事では、ウェブデザイン技能検定の難易度・試験の詳細、「取得後どんな仕事に就けるのか」などについて詳しく紹介します。 ウェブデザイン技能検定は厚生労働省認可の国家技能検定の1つ 「ウェブデザイン技能検定」は、厚生労働省から指定を受けたインターネットスキル認定普及協会が実施しているものです。資格を取得するには、実技と学科の両方に合格する必要があります。 3級~1級まであり、3級と2級は合格するとインターネットスキル認定普及協会理事長から、1級は厚生労働大臣からそれぞれ合格証書が発行されます。 難易度はどのくらい? 1級:合格率10~20% 難しい 2級:合格率30~40% やや難しい 3級:合格率60~70% 易しい ウェブデザイン技能検定の難易度は3級であれば比較的易しく、合格率も高めです。1級は技能もかなり必要なうえ、2級、3級に合格しなければ受験資格がありません。ですから、まずは3級に挑戦し、次に2級、1級と順序を経て受験するのが良いでしょう。3級は高校生が受験することも可能です。 活かせる仕事は? ウェブデザイナー HTML、CSSコーダー ウェブデザイン技能検定の資格を取得することで就ける職業は、ウェブデザイン関連の職業です。ウェブデザイナーはウェブサイトのデザインをすることが仕事になるので、技術や知識はもちろんですが、できるだけデザインセンスを磨くことが非常に重要になってきます。2級、1級合格を目指し、受験してみるのもおすすめです。 検定レベル 1級:プロフェッショナル向け 1級は、3級、2級に合格しなければ受験することができません。実務経験も豊富で、レベルが高い技術力をもつ人物であると認められやすいのがメリットです。 2級:実務に役立てたい人向け ウェブデザイン系の会社に就職する際にも有効なのが2級です。実務経験が必要となり、仕事をする上でも役立ちます。 3級:とにかくウェブデザインを学びたい人向け ウェブデザインを学んだことがない人でも受験できるのが3級です。実務経験がなくても良いので、入門編といえます。 試験内容 試験時間 1級 学科90分・実技180分・ペーパー実技60分 2級 学科60分・実技120分 3級 学科45分・実技60分 各級の出題形式 学科(マークシート方式) 実技(課題選択方式) 試験内容 学科 インターネット概論 ワールドワイドウェブ法務 ウェブデザイン技術 ウェブ標準 ウェブビジュアルデザイン ウェブインフォメーションデザイン アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン ウェブサイト設計・構築技術 安全衛生・作業環境構築 実技 ウェブサイト構築 合格基準 各級、学科も実技も各100点中70点以上が合格になります。ただし、実技においては、試験要項のそれぞれの作業分類で配点の60%以上の得点を取得している必要があります。 実技はウェブサイトの構築を行うので、学科よりさらに難しいのです。学科の勉強も必要ですが、ウェブサイト構築の経験をできるだけ積んでおくほうが良いでしょう。 受験資格 各級とも、条件のいずれかひとつに該当していれば受検できます。 1級 <実技> 2年以内に1級学科試験合格済 <学科試験> 7年以上の実務経験 各種学校卒業もしくは普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験 大学卒業後、3年以上の実務経験 高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験 2級の技能検定合格後、2年以上の実務経験 2級 2年以上の実務経験 各種学校や大学卒業もしくは普通職業訓練修了 (該当科に協会が定めたウェブの作成や運営に関する科目等が含まれると協会が認めたものに限る) 高度職業訓練修了 3級技能検定合格 3級 ウェブ作成や運営業務に従事(予定含む) 受験料(税込み) 1級:学科7000円/実技2万5000円 2級:学科6000円/実技(35歳以上は1万2500円・35歳未満は7000円) 3級:学科5000円・実技(35歳以上は5000円・35歳未満は3000円) 平成29年度第3回試験から試験実施年度の4月1日で35歳未満の場合、実技試験の受検手数料が減免されることになりました。また、条件に応じて、学科・実技共に免除(両側免除)または1級実技免除を申請することが可能です。その際、手数料が2000円必要になります。 一度納付した受検手数料は、返還や次回試験への振り替えができないので注意が必要です。 申込日・試験日 2021年度のスケジュールです。 申込日 ・1級(学科)2021年10月4日(月)~2021年10月18日(月)(実技)2021年12月27日(月)~2022年1月11日 (火)・2級、3級 2021年4月1日(水)~2021年4月15日(水) 2021年6月28日(月)~2021年7月12日(月) 2021年10月4日(月)~2021年10月18日(月) 2021年12月27日(月)~2022年1月11日(火) ウェブデザイン技能検定の1級は、3級と2級に合格している人のみが受けられます。受検できる回数自体がとても少なく、年に一度しかありません。また、申込日期間内に申込できなかった場合、次回まで受検できないため期間内に必ず申込完了しておく必要があります。 2、3級に関しては学科・実技ともに同じ申込日になっています。 試験日 ・1級(学科)2021年11月28日(日)(実技)2022年2月20日 (日) ・2級、3級 2021年5月23日(日) 2021年8月29日(日) 2021年11月28日(日) 2022年2月20日(日) 受検日は申込期限の翌月となっており、合格発表はさらに翌月です。2級と3級に関しては学科も実技も同日行われるため、できれば仕事は休む予定にしておくなど、1日時間をあけておくほうが安心でしょう。 次回検定の場合、合格発表は1級が令和2年12月25日、2級と3級は令和2年6月25日の予定になっています。 ※試験日程が変更されている場合があるので、詳細は公式HPでご確認をお願いします。 試験会場 試験実施場所は受検するのが個人なのか団体なのか、どの級を受検するかによって変わります。 2021年5月23日(日) 2級:東京・愛知・大阪・福岡 3級:北海道・東京(川崎市を含む)・愛知・大阪 2021年8月29日(日) 2級:宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡 3級:北海道・宮城・埼玉・東京(川崎市を含む)・神奈川・石川・愛知・大阪・岡山・福岡 2021年11月28日(日) 1級:東京・大阪・福岡 2級:北海道・宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡・沖縄 3級:北海道・宮城・埼玉・東京(川崎市を含む)・神奈川・愛知・大阪・岡山・福岡・鹿児島・沖縄 2022年2月20日(日) 1級:東京・大阪 2級:宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡・沖縄 3級:宮城・埼玉・東京(川崎市を含む)・神奈川・愛知・大阪・岡山・広島・福岡・佐賀・沖縄 各級によって受検する場所が違うため、自分が申込んだ場所はどこなのかをきちんと確認しておかなければなりません。2級、3級は団体で受検できますが、1級は個人受検のみとなっています。 問合せ先 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会検定事務局 住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-16-1第3歯朶ビル2階 TEL:03-6304-0378 FAX:03-6304-0379 Eメール:info@netskill.jp HP:https://www.webdesign.gr.jp/ 質問や意見などについては、基本的にEメールで連絡をしてほしいと記載されています。Eメールであれば、わからないことなどを書いた後、確認してから問い合わせできるメリットがあります。また、ウェブデザイン技能検定の申込はインターネットもしくは郵送になっています。郵送での申し込みは、上記の住所へ簡易書留で申請書を送ることになります。 運営者が実際に受験してみた こちらのウェブデザイン技能検定、まなシェアサイト運営者が実際に受験してみました。そして、試験内容や勉強法、勉強してみて感じたことなどを、漫画で分かりやすく記事にしています。 試験概要や参考書だけではわからないことも、ここなら参考にできるかも…!下記からご覧ください。 ▼▼▼ 【漫画で分かる】目指せ合格!ウェブデザイン検定受験への道のり Like